『江都二色』

江都二色序 わらはへの玩ひ物を画て■■ と記せし図あり北尾氏の筆に 写し弄籟子の狂歌を添て一つの 草紙とはなりぬ絵はみな目を悦はしめ 歌はあけの崎を催すてうち/\の拍子 よきはなしの塩のしほの目にかゐくり 出し糸口のいと面白き筆を見て硯 の海の鱗形…