2006-03-28 ■ 北尾重政 『江都二色』 序文 江都二色序 わらはへの玩ひ物を画て■■ と記せし図あり北尾氏の筆に 写し弄籟子の狂歌を添て一つの 草紙とはなりぬ絵はみな目を悦はしめ 歌はあけの崎を催すてうち/\の拍子 よきはなしの塩のしほの目にかゐくり 出し糸口のいと面白き筆を見て硯 の海の鱗形かよき絵さうしの程なりと 思ふ心の華にかけて児さくら木に ゑる物なりし明和十年睦月の比四方 のあか人飲懸(のみかけ)山の麓にしるす