『絵本たとへ草』

たとへ艸序 前(まへ)に京師(けいし)何某(なにがし)の著述(ちよしゆつ)にやしなひ草(ぐさ)といへる 秀冊(しうさつ)あり是(これ)道(みち)に志(こゝろざし)ふかき人(ひと)の詩歌(しいか)書画(しよぐは)を 集(あつめ)て蔵(かく)せるを終(つい)には紙魚(しみ)のた…