北尾氏の紅顔たりし時写し置る
山野の獣類一本あり是を今新
に梓に上して幼童のたわむれ
草とせんと欲す又は鳥獣の画に
志ある人は其形象しれかたき
物少なからすこれに因て■■■
大概を知るの便ともなりなんと
世におほやけにすることゝはなりぬ
 書林鶴堂主人誌