上巻2ウ3オ:「鬼神に横道なし」「貴人に横道なし」
上巻3ウ4オ:「座頭の日高につゐた」「座がしらの日高につゐた」
上巻4ウ5オ:「浮世は壱分五厘」「浮世は一分に五倫」
上巻5ウ6オ:「月夜に釜をぬかれた」「月夜に蝦蟇の照れた」
上巻6ウ7オ:「二階から目薬さす」「苦から目こすりさする」
上巻7ウ8オ:「雀百になつても踊忘ぬ」「筋目百年になつても興り忘ぬ」
上巻8ウ9オ:「狐馬に乗たやうな」「狐を馬に見せたやうな」
上巻9ウ10オ:「貌に似て経麻苧巻」「居なりに居て潜まる」
上巻10ウ11オ:「朱にまじはれば丹くなる」「衆にまじはれば明になる」
上巻11ウ:「狼に衣」「岡目に衣」
中巻1オ:「果報は寝てまて」「果報は練てまて」
中巻2ウ3オ:「負た子に教られて浅ひ川わたる」「老た功に教られて浅ひ川わたれ」
中巻3ウ4オ:「虎狼より漏ぞおそろし」「虎狼より守ぞおそろし」
中巻4ウ5オ:「背に腹はかへられぬ」「銭なきに払買れぬ」
中巻5ウ6オ:「挑燈に鐘」(6オ落丁)
中巻6ウ7オ:(6ウ落丁)「作法のさきに筋」
中巻7ウ8オ:「鬼の女房に鬼神がなる」「王位の女房に貴人かなる」
中巻8ウ9オ:「杭にも箸にもならぬ」「九位にも八位にもならぬ」
中巻9ウ10オ:「壁に馬乗かけた」「簡便に馬乗かけた」〈源義経〉〈弁慶〉〈一ノ谷合戦〉
中巻10ウ11オ:「君を思ふも身をおもふ」「君を思ふて身をおもへ」
中巻11ウ:「腐縄にとりへ」「腐菜は鳥の餌」
下巻1オ:「借ときの地蔵顔かへす時の閻魔顔」「借ときの馳走顔かへす時の円満顔」
下巻1ウ2オ:「藪にも功の者」「野夫にも剛の者」〈韓信〉〈股くぐり〉
下巻2ウ3オ:「色を見て灰汁をさす」「色を見て悪魔がさす」
下巻3ウ4オ:「立よらは大木の影」「大事ならば扇子に書」
下巻4ウ5オ:「犬ころをまな板に載た」「得ぬ事をなま得たに習ふた」
下巻5ウ6オ:「仏の顔も三度見れば腹が立」「おどけの顔も三度見れば腹か立」
下巻6ウ7オ:「土仏の水遊」「土ほどけて水浅い」
下巻7ウ8オ:「膝とも談合」「非じやとも談合」
下巻8ウ9オ:「商は牛の涎」「飽まいは浮世わたり」
下巻9ウ10オ:「東方朔は九千歳浦島太郎は八千歳」

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