2006-03-27 ■ 北尾重政 『絵本武者林』 序文 序 君(きみ)のめぐみぞありがたき四(よ)ツの海(うみ) しづかにして皆(みな)兄弟(けいたい)のむつみ をなし春(はる)の雨夜(あまよ)のつれ/\ ばなしつわものゝまじわりたの みある中(なか)のいさをしをかたるに まかせて書(かき)つゞり二巻(まき)のさうし となりしも画工(くはこう)が筆(ふで)のいき ほひしげき武者(むしや)のはやしと 題(だい)して直(すぐ)なる御代(みよ)を仰(あを)ぐ の基(もとひ)となすものならし 卯のとし はつ春めでたき日